田舎暮らしの需要は厳しい自然の中で受動的に暮らしたいという人間の本能と私は考えています。それに対して得られるものは何かというヒントになるかもしれません。
厳しい森の暮らしなかで得られる決して損をすることのない唯一の投資!物事の原則や真理は変わらない
森の生活、H.D.ソローさんの本の紹介です。
なぜわれわれはこうもせわしなく、人生をむだにしながら生きなくてはならないのであろうか
ソローは人生そのものに向き合うため、「自然」そのもののようにすごし、実在を見つめようとした。
森に自分で小屋を建て、作物を育て、手を動かす労働のみで暮らした。
人間の労苦は人間自身が生み出しているという考えに至った。人は不必要なものを買うために必死で働き、必死で働くので必死で食べなければならない。
人々は新しい物事、新しいニュースを知ることばかりにかまけている。しかし、ニュースなどは、ごくわずかな例外を除けばほぼ全てゴシップであり、物事の原則さえ知ってしまえばあとはとるに足らないものである。
人生の真理は宇宙のどこか彼方にあるのではない。目を惑わすものを避け、しっかりと実在するものだけをとらえていけば、崇高な生活はいま、ここにある。
同じ労力であればそれは内面に向けるべきである。良識こそに後世に残す価値があるからである。
節制の積み重ねが人間を純粋にしていく。こうして善行を積み重ねていくことは、「決して損をすることのない唯一の投資」である。
努力を重ねることからは知恵と純粋さが生まれる。
AIで変化するようにみえる世の中、実は物事の原則や真理は変わらない。厳しい森の暮らしなかで知恵として、そんなことを得られるのかもしれません