不動産を相続したら土地の測量(境界確定)は、すぐにやるか、売却が決まってからか
不動産で相続を取得したお客様に売却の依頼を受けて、土地の測量(境界確定)は、すぐやったほうが良いか、買主さんが決まってからやったほうが良いかを相談を受けますが、不動産を売却するのをお手伝いする立場からすると、すぐ実施した方が望ましいというのが結論です
測量(境界確定)の意味、効果
不動産の売主には、敷地の範囲をあきらかにする境界明示義務があるのが原則です。
測量(境界確定)をすることにより、敷地の範囲が確定して、敷地の範囲と面積が確定します。
敷地の範囲と面積が確定することにより、どこからどこまでは所有不動産であるか確定します。
測量までの期間
測量の期間は通常1か月から3ヶ月ほどかかります。
測量士が隣地所有者や道路の市役所の担当の人を集めて、境界立ち合いを行い、境界確認書に署名捺印をもらい境界確認は終了します。
あらかじめ測量をした方が良い理由
相続で取得した不動産を売却が確定した場合、財産を納得して分けた兄弟姉妹が隣地に住んでいたり、所有していた場合、売却してお金を得たことが、うらやましくなり、境界確認書に署名捺印をしてくれないことがあります。
また、お父様のご近所づきあいが悪い場合は、境界確認書に署名捺印をいただけない場合があります。
不動産売買契約の後に測量(境界確認)を行うと、2~3ヶ月と期間が限られており、境界確認が上手くいかない場合、売主は買主に手付金の倍返しをして、契約を解除することになってしまいます。
そうならないためにも、不動産売却をスタートしたと同時に測量(境界確認)をあらかじめ実施することをお勧めします。
ご相談を
当社は、測量士や土地家屋調査士、司法書士と提携しており、境界確認に必要な専門家をご紹介することが可能です。
紹介料は無料です。
まずは不動産の売却や境界で疑問をお持ちになったらご相談ください。
結論
不動産の売買契約を終えてから、測量(境界確認)をすると思わぬアクシデントに合うこともあります。
確かに、売却も決まっていないのにお金を使うのは勿体ないということもあります。
不要なアクシデントを避けるために不動産の売却を思い立ったら、境界確認をすることをお勧めします。