国内移住、原村田舎暮らし、別荘地の価格を大きく左右する要因

国内移住、原村田舎暮らし、別荘地の価格を大きく左右する要因

あなたのライフスタイルや別荘地の種類により理想とする不動産はいくつかあると思います。

1.タイプ別、別荘地
(1)落ち着いた環境で文化的な八ヶ岳のリゾートライフが送りたいなら、管理会社、別荘地という名称がついてない「純粋な別荘地のみが集まる成熟した別荘地」

(2)管理の行き届いた生活が送りたいなら、「大手不動産会社系別荘地」等
茅野市周辺の別荘地でいうと、三井の森、東急リゾート、蓼科ビレッジ、蓼科高原別荘地等があてはまります。

(3)中学生、高校生の子供がいるなら、「住宅と別荘地が混在した複合別荘地」
茅野市、原村等の近隣に店舗や小中学校がある田舎暮らし物件が該当します。

今回は不動産鑑定評価で使用する土地価格批准表に基づき、別荘地価格を大きく左右する価格形成要因について説明させていただきます。
売りやすさや資産価値を維持する一般的な指標ですので、別荘購入希望の方も既にお持ちの方もご参考にしてください。

土地価格比準表に記載された各条件について影響度の大きい順に列挙していきます。
2.土地価格比準表による別荘地価格を大きく左右する要因
国土交通省土地・水資源局地価調査課監修の「土地価格比準表」によると別荘地価格を大きく左右する要因として、
以下の条件が列挙されております。

(1)環境条件
(2)交通接近条件
(3)画地条件

(1)環境条件
a.眺望(特に著名な景観が眺望できる。眺望が優れている。眺望が通常である。眺望が悪い。眺望がきわめて悪い。)
・著名な景観の例としては、八ヶ岳、アルプス、杖突峠等眺望があげられます。
・眺望が優れているとは、高台に位置して周辺の景色が見渡せる等が該当します。

b.樹木等自然環境の良否(画地内の樹木を含み、周囲の植生、環境を総合的に判定し比較を行う。)
周辺の樹木が、うっそうとして日当たりが悪い状態を環境が悪い例としてあげられます。
チェーンソー、草刈り機、除草剤等を、ホームセンターで入手して、樹木の伐採、ガーデニングや菜園を楽しんだりすると趣味と実益を兼ねられます。
そういったことが大変の場合にも、資産価値を維持するということで、外部の団体や業者に力を借りるのも良いかもしれません。
楽園信州ちの、楽ちの倶楽部で田舎暮らし講座を不定期で実施しておりますので、ホームページでご確認の上、ご参加ください。

c.温泉(温泉の質、量ともに優れている)
茅野市周辺では温泉権のついた物件は少ないですが、参考してください。

(2)交通接近条件
a.交通施設との関係位置(鉄道、高速道路インターチェンジ等からの距離に基づき比較を行う。この場合、鉄道駅、高速道路インターチェンジ等の性格についても考慮し、総合的に判断する。)
茅野市の地域で意識していただきたいのが、車での茅野駅、諏訪インターチェンジ、諏訪南インターチェンジからの距離や交通時間です。

b.観光資源の配置の状態(周辺の名称、旧跡、自然公園等の配置の状態について比較を行う。)
立場川キャンプ場、縄文考古館等が該当します。

C.利便施設、レクレーション施設の配置の状態(地域内または周辺に存する購買施設等及びゴルフ場、テニスコート、プール等)
デリシア、イオン等の買い物施設、運動公園のテニス場、茅野市各地に点在する温泉施設(望丘の湯等)の距離が該当します。

(3)画地条件
a.傾斜の程度(画地の傾斜がその有効利用度および建物建築費に与える影響度合について比較を行う)
b.地積(標準的な画地に比し、地積過大、地積過小等の程度を判定し、比較を行う)
c.形状(画地の未利用部分の生じる割合について比較を行う。)
敷地規模が大きくなると、必ずしも台形や三角地が条件として不利になるとは限らないことにご注意ください。
d.接面道路との関係(○接面道路によって画地の利用に影響を受けない。×接面道路からのアプローチに相当な費用が必要)