縄文時代:約1万5000年前から紀元前10世紀 頃まで、1万年以上続いた
縄文人は、狩猟・採集により様々な食物を調達した
自然の恵みに感謝しながら必要十分な食料を調達し暮らした。従って、全てのス テークホルダーとの関係性は極めて協調的
弥生時代:紀元前10世紀頃から紀元後3世紀 中頃まで、1000年超続いた
弥生社会の食料調達は、ムラのリソースを稲作に 集中投下することによって、効率的にコメを確保 し、利益を蓄積してさらなる投資を志向した。
イネづくりに必要な水場や耕作地の確 保のために、周辺のムラは競合他社と位置づけら れ、競争を勝ち抜くための戦いが繰り広げられる
食べ物を得ることを売り上げを得ることに置き換えてみる
沢山つくっても売れない、投資対するリターンがゼロ、ゼロ金利の時代
弥生経営の行き詰まり、「縄文経営」がイノベーションを生み出す
縄文経営と弥生経営の4つの対比がおもしろい
①縄文人が、自然と直感的な対話を行い、柔軟に対応して様 々な食物を得たように
縄文経営:ビジネスモデルを持って直感的に動く
弥生経営:ビジネスプランを作って計画的に動く
②縄文人が、自然や他のムラと「協調的」な関係を築いたよ うに
縄文経営:全てのステークホルダーと協業する
弥生経営:競合他社との差別化で比較優位を築く
③縄文土器の突起は、機能的には無用だが、それは縄文人の 世界観を表す
縄文経営:既成概念にとらわれず、新しい価値を 創造する
弥生経営:ルールに従って正確に業務を遂行す
④縄文人が自然に感謝し、長期的な視点で資源を共有する姿 勢を示したように、どのような出会いもご縁と捉え、一期 一会に感謝して目の前の仕事にベストを尽くす。